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従業員エンゲージメントを高める6つの方法

従業員エンゲージメントを高める6つの方法

読了時間:約6分 | 19-03-2020
Submitted by global_admin on Thu, 03/19/2020 - 10:33
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Japanese
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企業は、社員を採用する時には魅力的な給与ややりがいのあるプロジェクト、柔軟な勤務制度などでタレントアトラクションに努め、あの手この手で有能な人材を惹きつけようとします。しかし入社後はどうでしょうか?

苦労して獲得した社員のケアを怠れば、更に高い年収ややりがいのある仕事を用意してくれる会社に引き抜かれてしまうのは時間の問題です。

そこで大切になるのが従業員エンゲージメントです。

まず、従業員エンゲージメントの定義を確認しておきましょう。英語では Employee Engagementといい、日本語では「働きがい」と意訳されることもあります。従業員が会社のことを自分のこととして感じ、進んで会社に貢献したいと思うような状態を指します。

この従業員エンゲージメントの重要性を裏付ける三つのデータをご紹介しましょう:

  1. 従業員エンゲージメントが高いと欠勤が減る:従業員エンゲージメント対策を講じた企業では、欠勤が41%減少
  2. 従業員エンゲージメントが高い企業は業績がよい:従業員エンゲージメントが高いとされる企業はそうでない企業と比べて生産性が高く、利益率も21%高い
  3. 従業員エンゲージメントが低いと採用コストがかさむ:従業員エンゲージメントが低く退職者が出ると、辞めた社員の年収の半分~1000万円以上のリプレイスメント費用がかかる。

人材は採用して終わりではありません。入社した社員が生き生きと活躍できる場を創出しなければ、経営はうまくいかないのです。

ではどうすれば従業員エンゲージメントを向上させ、離職率を抑え、社員の生産性を高めることができるのでしょうか?

離職率が高いと採用コストがかさむ

会社の商品やサービスにお金を払うお客様は、よく神様にたとえられます。では、お客様に提供する会社の商品やサービスを支えている従業員はどうですか?お客様と同じくらい、大切にできているでしょうか?

大袈裟な、と思われた方。実は社員が一人退社すると、想像以上に大きなコストが発生します。新たな社員の募集・面接・オファ―・研修にかかる費用、穴埋めをするチームメンバーの残業代やつなぎの派遣社員を採用する費用、残された社員のケアにかかる時間と労力。更に社員が競合他社に転職した場合は、そのために発生するオポチュニティロス、ライバル社が得る利益。営業なら顧客を、技術職ならノウハウも持っていかれてしまうかもしれません。2001年の論文ですが、欠員補充にかかる費用は辞めた社員の年俸の5~6割、その他のコストも含めると最終的に年俸の9割から2倍ものコストが発生するという報告もあります(Academy of Management Executive Journal)。

今いる社員を大切にすることは、財務的にも理にかなっていることがおわかりいただけると思います。

エンゲージメントが低い社員はもっと高くつく

では、離職率を抑えることができればそれでよいのでしょうか?ここで一つのエピソードをご紹介します:

あるCFOがCEOに言いました。「わが社が教育研修費を投じてスキルアップさせた社員を、ライバル社に引き抜かれたらどうするんだ?」

するとCEOは答えました。「では、人材に投資せずに、成長しないままの社員が居座ったらわが社はどうなるんだ?」

いかがでしょうか。デスクにはいるけれどまじめに仕事をしない。そんな社員ほど、会社にとって厄介なお荷物はありません。英語ではこれを Presenteeismと言います(常習的な欠勤、Absenteeismの反対語です)。知識やリソースが足りないために(やりたくても)職務を十分に遂行できない場合もあれば、何らかの原因でやる気を失ってしまった場合もあるでしょう。勤務時間中にこっそり転職活動をしている、などとなれば、俗にいう給料泥棒です。

Global Corporate Challengeの調査によると、こうしたpresenteeismによる損失は absenteeismによる損失の10倍にもなると言います。労働者約2000人に「一年のうちまじめに仕事をしていない日はどのくらいあるか」を訊ねたところ、平均すると57.5日、つまり週5勤務のほぼ3か月分、という衝撃の結果が出たのです。

リテンション対策は、単に優秀な人材を辞めさせないだけでなく、彼らが能力を発揮できる環境づくりやモチベーションの維持にも目を向けるべきです。

エンゲージメントを高める鍵

ではどうすればエンゲージメントを高めることができるのでしょうか。その鍵は、社員に「自分は大切にされている」と感じさせることです。

会社に大切にされていると感じる従業員は、会社のためにベストを尽くしたいと感じる確率が60%高まるという調査結果があります(Psychology Healthy Workplace Programme)。

では、どうずれば社員は大切にされていると感じるのか。

答えは意外と簡単です。「お客様に接するように」社員に接すればいいのです。顧客向けのリテンション戦略がある企業は、それを従業員にも応用することを考えましょう。

1.「会社のために何をしてくれるか」ではなく、一人の人間として社員を見る

お客様をただの「財布」だと思って接している会社はありませんよね?社員もただの「固定資産」ではありません。個々の社員をひとりの人間としてリスペクトする。まずはこれがスタート地点です。

2.「うちの会社がやっぱり一番!」と社員が思える職場をつくる

商品開発では、お客様のニーズを詳細に分析し、お客様の課題を解決するためにあらゆる技術や知識を動員します。そして商品を市場に送り出した後も改善努力を続け、営業やカスタマーサポ―トスタッフには、一人ひとりのお客様を大切に扱うよう指導しているはずです。

社員とも同じくらい真剣に向き合っていますか?

ここでの「商品」は会社そのものです。皆が気持ちよく働ける職場、ここならいい仕事ができる、と思える環境を作りましょう。

エンゲージメントを感じるポイントの一つは「自分がおもしろいと思えることを、意義のある形で追求できる」ことです。興味のあるテーマについて学び、学んだことを仕事に生かせればエンゲージメントとリテンションを劇的に高めることができるのです。

また社員のキャリアプランを作成し、その達成をサポートしましょう。研修は新入社員だけのためのものではありません。Eラーニングや資格取得支援など、会社としてできることはたくさんあるはずです。

3.トラブルの種を放置しない

サービスに不満だったお客様は、ネガティブな口コミを投稿する可能性があります。会社に不満を持った社員はそこまでパブリックな行動に走ることは(滅多に)ありませんが、だからといって放置するとやがて人は辞めていきます。

逆に上司がこうした気配を敏感に察知し、一緒に解決する姿勢を見せてくれるとエンゲージメントが高まります。お客様のクレームに対応するように、社員の不満にも真摯に耳を傾けましょう。大抵の人は意味がある良い仕事をしたいと思っており、それをスムーズに達成できないからストレスを抱えているのです。社員が仕事をうまく進められるようなお膳立てをしてあげれば、文字通り win-winの関係が築けます。

4.感謝の気持ちを形にする

お客様のために様々な割引や優待プログラム、特典を用意している企業は多いと思います。

では、従業員には?

日頃の感謝の気持ちを形にすることでポジティブな雰囲気が生まれます。誕生日や入社記念日といったパーソナルなイベントでもいいですし、個人の目標達成、チームとしての達成事項(大きな契約の受注やプロジェクトの完成など)、その他どんな小さなことでもいいので、さりげない贈り物やお食事会など、目に見える形にしてお祝いしましょう。

また、勤務中に健康な食事を取れるような工夫や、(バーチャル)ジムの会費補助といった取り組みは、社員の心身の健康だけでなく、モラルや生産性の向上にもつながることがわかっています。これは健康増進、ストレス解消に効果があるだけでなく、社員が「大切にされている」と感じるからです。

5.エンゲージメントが高い人のエネルギーを借りる

社内を見渡して、「この人がいるからこの会社が好きなんだ」という人は誰ですか?優しい人、面白い人は?問題が起きたときに頼れる人は?あの人みたいになりたい、と周りを奮起させる人は?

こうした「良い意味で逸脱している人」を探して、彼らの影響力が倍加するように仕掛ましょう。昇格させてもいいですし、他の部署と関わるプロジェクトに参加させるのも一案です。

6.よりよい社会を目指す

お客様が商品やサービスを選ぶ際に企業のサステナビリティにも注目し始めているように、働き手の間でも社会や環境に貢献している会社で働きたいという人が増えています。

ボランティア休暇や、社員が好きな慈善団体に一定額を寄付できる制度などを採用する余地はありませんか?病欠日が足りなくて困っている同僚に、自分の傷病休暇を譲渡できるおもしろい制度を作った会社もあります。よい制度ができたら、こうした取り組みを広く知ってもらうために「働きがいのある会社」などの賞に応募するのも有効です。

リモートワークの従業員エンゲージメント対策

最後に、リモートワークで毎日顔を合わせることができない社員のエンゲージメントをどう高めるかについても考えてみたいと思います。キーワードは「コミュニケーション」「参加」「感謝」です。

離れたところにいる社員とのコミュニケーションは最重要事項です。日常のやりとりには手軽に連絡がとりあえるチャットプログラムを活用しましょう。チームワークを促進するためには定期的なweb会議が有効です。モニター越しであっても、お互いの顔を見ることで親近感や共同体意識が生まれるからです。

孤独を感じさせないためには、参加を促すことが重要です。他のチームとの交流イベントやバーチャル飲み会など、リモートワーカーが仕事以外のやりとりをできるようなオンラインスペースを確保し利用を促しましょう。社員同士のつながりを育むことができれば、仕事へのエンゲージメントも高まるはずです。

そしてリモートワーカーへの感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。ごく簡単なことのようですが、多くの企業がつまづいている点です。入社記念日や誕生日にプレゼントを送る、ホームオフィスの環境を整備するための予算を用意する、など柔軟な発想で取り組みましょう。

こちらの記事では、テレワーク社員のオンボーディング方法をご紹介していますので、ご興味のある方は併せてどうぞ。

従業員エンゲージメントを高めて、社員がこの会社に入ってよかった、この会社でずっと働きたい!と思える組織を目指しましょう!

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