今、転職市場で需要が高まっている職種5選(2026年)
転職をお考えの方や、日本の転職市場の動向に関心のある方は、まず現在どのような職種の需要が高まっているのかを把握することが重要です。特に近年は、IT・金融・コンサルティング領域を中心に、高年収かつ専門性の高い職種の採用が活発化しています。
Morgan McKinley ジャパンでは、最新の『年収ガイド』のデータと採用企業との日々のやり取りをもとに、日本で特に需要が高い職種を特定しました。
※本記事で紹介する職種は、当社が人材紹介を行っている業界・分野から抽出したものです。他にも需要の高い職種が存在する可能性があります。
2026年の転職市場で最も需要の高い職種トップ5とは?
今、企業が最も力を入れて採用しているのは、テクノロジーとビジネスを融合したポジションです。ITやAI(人工知能)、業務自動化などの専門知識・スキルに加え、ビジネスの知見や高い遂行力・実行力が求められているのです。
それでは、2026年の転職市場で特に需要が高いポジションと、その平均年収をご紹介します。
| ポジション | 平均給与 (※年間の基本給) |
|---|---|
| 投資銀行のコア・コンプライアンス アソシエイト | 800万円~1,200万円 |
| 銀行の法人部門のトランザクションバンキング VP | 1,100万円~1,700万円 |
| 事業法人のJava開発リード | 1,000万円~2,000万円 |
| 経営・戦略コンサルティングのディレクター | 1,500万円~2,200万円 |
| フィンテックの営業部長 | 2,400万円~4,500万円 |
1. 投資銀行のコア・コンプライアンス(アソシエイトレベル)
投資銀行のコアコンプライアンス・アソシエイトは、2026年の日本で特に需要が高い職種の一つです。チームの中核メンバーとして、日々の業務における金融庁規制対応を確実にしながら、コンプライアンス業務の自動化ツールをコアインフラへ統合していける人材が求められています。
主な学歴・資格要件
- 法学、金融・経営学関連の学士号
- 日本語・英語のバイリンガル能力(社内規程レビューやグローバルレポーティングに必須)
- 現在の中途採用市場では資格よりも実務経験を重視する傾向あり(金融犯罪対策分野では、CAMS(公認AMLスペシャリスト )が優遇条件となる場合も)
求められるスキル
- 社員取引・ライセンス・マーケティング資料のモニタリング能力、またそのための関連規制の知識
- 日本語・英語でのコンプライアンス文書(マニュアル・規程)の作成・レビュー能力
- コンプライアンスシステムを活用したリアルタイムの不正検知・リスク管理能力
- 日本の規制当局(JFSA/SESC)のレポーティング要件の知識
- ブロックチェーンやデジタル決済に対応したコンプライアンス体制の理解
平均給与(年間の基本給):800万円~1,200万円
2. 銀行の法人部門のトランザクションバンキング(VPレベル)
デジタルアセットやクロスボーダー決済の自動化が進む中、企業の金融ニーズはますます多様化しています。銀行の法人部門において、トランザクションバンキングVPとして、日本国内の大企業および多国籍企業の円滑な事業運営を支える人材の需要が高まっています。
キャッシュマネジメント、トレードファイナンス、カストディサービスといった銀行の幅広い商品群と、日系・外資系企業の多様なニーズをつなぐ役割を担い、適切なソリューションを提案できる人材が求められています。
主な学歴・資格要件
- 金融・経済・経営学などの学士号
- 特定セクターにおける実績
- 銀行業務検定・貿易実務検定・AML関連資格などが役立つケースも
求められるスキル
- キャッシュマネジメントおよび流動性管理の専門知識(グローバル・国内)
- H2H接続、SWIFT、APIベースのバンキングソリューションの理解
- 外為法(FEFTA)およびAML/KYC規制への対応知識
- 日本企業と海外子会社間の決済・資金フロー管理経験
平均給与(年間の基本給):1,100万円~1,700万円
3. 事業法人のJava開発リード
事業法人のJava開発リードは、2026年の日本でデジタルトランスフォーメーションを進める企業において需要が高まっているポジションの一つです。レガシーシステムからマイクロサービスやクラウドネイティブなアーキテクチャへの移行が進む中、スケーラブルかつ高性能なアプリケーションの構築をリードできる人材が求められています。
主な学歴・資格要件
- コンピュータサイエンス、情報技術、または関連する工学分野の学士号
- Java SE Developer認定資格
- AWS/Azure/GCPなどのクラウド関連資格(クラウドネイティブ開発をリードする上で有利)
求められるスキル
- Java(最新LTSバージョン)、Spring Boot、Hibernateを用いたバックエンド開発における高度な知識
- REST APIやイベント駆動型アーキテクチャ(Kafka、RabbitMQ)を活用した分散システム設計能力
- DockerやKubernetesを用いたクラウド環境でのアプリケーションのデプロイ・スケーリング経験
- スクラムチームのリード、コードレビューの実施、若手エンジニアの育成を通じたコード品質の維持能力
- RDBMS(PostgreSQL、MySQL)およびNoSQL(MongoDB、Redis)の両方に関する知識と最適なデータ設計能力
平均給与(年間の基本給):1,000万円~2,000万円
4. 経営・戦略コンサルティングのディレクター
現在、多くの企業が業務改善にとどまらず、AI導入や組織再編を含む本格的な変革に取り組んでいます。こうした環境下では、全社戦略の策定からテクノロジー投資の実行までを一貫してリードできる高度な専門性が求められています。 その結果、こうした変革プロジェクトを主導できる経営・戦略コンサルティング会社のディレクターの採用ニーズが高まっています。
主な学歴・資格要件
- 経営学、ITマネジメント、または関連分野の学士号や修士号、MBA
- PMP、PgMP(Program Management Professional)、Prosciチェンジマネジメントなど
- デジタル戦略やAIガバナンスに関する知見
求められるスキル
- グローバル本社の方針と整合した複数年の変革ロードマップを設計・推進する能力
- 複数の高付加価値プロジェクトを同時に管理し、リソース配分を最適化するスキル
- 複雑なグローバル戦略を、日本市場に適した実行可能な施策へと落とし込む高度な能力
平均給与(年間の基本給): 1,500万円~2,200万円
5. フィンテックの営業部長
グローバルなAI・データ関連企業の日本市場参入が相次ぐ中、新たな金融サービスを提供するフィンテック企業の成長が加速しています。こうした環境下で、事業成長を牽引するフィンテック企業の営業部長の需要が高まっています。組織の効率化を進めながら、日本特有のビジネス環境に適応し、グローバルブランドを拡大できるバイリンガル人材が求められています。
主な学歴・資格要件
- マーケティング、経営学など、関連分野の学士号
- ネイティブレベルの日本語+ビジネスレベルの英語力(必須)
求められるスキル
- ブランド価値を理解したうえで、グローバルの営業戦略を日本市場向けに最適化し展開する能力
- 日本の大手企業のCxOなど経営幹部と長期的な信頼関係を築く能力
- CRMデータや予測分析を活用し、営業組織の高度化と収益成長を実現する能力
平均給与(年間の基本給): 2,400万円~4,500万円
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