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派遣という働き方を検討している方へ

派遣という働き方を検討している方へ
Submitted by Sowjisha on

最近、今まで正社員だった方から契約社員・派遣社員として働いてみようかな、という相談を受けることが増えました。

皆さんが派遣社員に惹かれる理由には、ライフスタイルに合わせて働きやすい、やりたいプロジェクトを自由に選べる、短期で高報酬を得やすいといった利点があるようです。

そこで今日は派遣社員の仕事を探すか迷っている方へのアドバイスをお送りします。

派遣社員としてキャリアを築くための注意点

1.派遣市場を知る

派遣市場の成熟度は業界によって違うので、希望の分野で派遣需要がどの程度あるのかを事前に把握することが不可欠です。一般的には大型プロジェクトが多い業界・業種や職種では、高度人材の派遣求人案件も多い傾向があります。

どの業界・分野なら自分のスキルや経験を活かしやすいかという自己分析も欠かせません。

2.年収を知る

高度人材の短期派遣の場合、雇用の安定性が保証されていない分、正社員と比べて時給が高めに設定されている場合がほとんどです。その分研修や訓練は期待できません。また、傷病休暇なども基本的にはありませんので、金銭的な収入だけでなく、福利厚生や保障なども総合的に考えるべきでしょう。

ご参考のために最新の給与相場を知りたい方は、Morgan McKinleyの給与ガイドシミュレーターをどうぞ。国・地域、業界、職種など5項目を選ぶだけで適正年収を調べられます。

3.スキルアップのチャンスに敏感になる

働き方の柔軟性とは、オフィスやタイムシートに縛られずに働くことだけではありません。派遣社員の最大の魅力の一つはキャリア形成の柔軟性、つまり自分で次のプロジェクトを選ぶ自由です。しかし漫然とポジションを選んでいるだけではキャリア形成はできません。

様々な会社で多様な経験を積めるというメリットを最大限生かして、自分でキャリアを作っていくという意識が必要です。

派遣社員という働き方は、攻めのライフスタイルなのです

4.派遣会社やエージェントとの関係を大切に

理想のキャリアプランを実現するには派遣会社やエージェントの情報網や人脈を生かすのが近道です。日頃から関係を築いておけば、想定外のブランクに陥るリスクも軽減できます。もちろん、時給交渉時にも、あなたの働きぶりを知っている派遣会社の担当者は心強い味方になってくれるでしょう。

派遣社員についてのよくある誤解

派遣の求人に興味はあるけれどちょっと不安、という方に。以下のような先入観を持っていませんか?

「正社員より格下なのでは」

そんなことはありません。

DXや業務改革など、会社の将来がかかっているプロジェクトを担っている契約・派遣社員もたくさんいます。既存の正社員では対応できないから、契約・派遣の高度人材が雇われているのです(それも、正社員よりもしばしば高額なレートで)。

また、コロナ禍で副業やギグワーカーも含め多様な働き方に注目が集まっており、契約・派遣もキャリアの一つのあり方として認識されるようになっています。

「おもしろい仕事を任せてもらえないのでは」

やはりそんなことはありません。

社内のリソースでは回せないプロジェクトというのは、ニッチなスキルが必要なものだったり、会社のそれまでの事業範囲からはみ出した新しい挑戦だったりします。このようなプロジェクトがおもしろくない訳がありません。

産休のカバーや正社員が見つかるまでのつなぎの採用であっても、何かしら学べることはあるはずです。何かおもしろいことがないか、自分で探すクセをつけましょう。 
 

「ジョブホッパーと思われるのでは」

上述の通り、契約・派遣は一つのキャリアのあり方として、市民権を獲得しつつあります。契約・派遣社員を活用する人事やマネージャーならその程度のことは知っているでしょう。ですからジョブホッパ―と誤解されるリスクはあまりありません。

一つの会社に縛られる正社員ではできない、経験の多様さや視野の広さが契約・派遣人材の強みです。レジュメで職務経歴をうまくアピールし、戦略的に経験を積み上げてきたことがわかるように、レジュメで職務経歴をうまくアピールしましょう。