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2021年金融ボーナス調査・結果発表

2021年金融ボーナス調査・結果発表
Submitted by Asif on

2021年1月~2月にMorgan McKinley Japanは毎年恒例となっている金融業界のボーナス調査を行いました。証券・投資銀行、資産運用、商業銀行、フィンテック、保険、コンサルティング業界のフロント、ミドル、及びバックオフィスの様々な部署で活躍する計286名から回答を得ました。ご協力くださった皆様、どうも有難うございました。

主な調査結果:

MMK JP HN Q4

MMK JP HN Q5

2021年(2020年度分)にボーナスを受け取った人の割合は82%と、前年調査よりもやや減少しました。ボーナスをもらった人の平均支給額は、基本給の1~3割程度です。

MMK JP HN Q6

2021年のボーナスを受け取った人の中では、2020年よりも「増えた」「大幅に増えた」人が4割弱いました。昨年の調査の30%から増加しており、金融業界のボーナスは増額傾向にあることが窺えます。

MMK JP HN Q10

にも関わらず、「支給されたボーナス額に満足」と答えた人はわずか18%で、満足度は2020年の調査とほぼ変わりません。自由記述欄のコメントを参照すると、「2010年以来最高額だった」という人もいる一方、「会社や部署の業績はよかったのにボーナスに反映されていない(支給されなかったという人も)」という意見が目立ちます。

また、ミドルやバックオフィスで働くプロフェッショナルからは、間接部門やクライアント対応がない職種ではこなした仕事の質や量がボーナスに反映されなくなってきている、という声も聞かれます。

MMK JP HN Q7

2021年度に昇給(基本給アップ)を提示された人の割合は53%で、昨年調査の60%からやや減少しました。

MMK JP HN Q8

昇給率は改善しています。昇給を提示された人のうち、半数以上(56.5%)が5%以上の昇給を提示されており、前年調査の32%を大きく上回りました。グラフからも「5-10%」「10-20%」と回答した人が前年よりも増えていることがわかります。

MMK JP HN Q12

新型コロナウィルス禍が業績に与えた影響について聞くと、「好影響」「悪影響」「悪影響」がそれぞれ三分の一ずつと、意見が割れました。

MMK JP HN Q9

2021年の見通しについても意見が三分しています。

まとめ

この12か月間は、誰も経験したことのないような状況が続きました。そんな中でも多くの金融機関は業績を維持し、ボーナスも増額傾向でした。しかしその受け止め方は人によって差があり、好業績がボーナスに十分反映されていないと不満を感じているプロフェッショナルもいれば、この状況下ではもらえただけよかった、と捉えている人もいるようです。


参考記事:

最新の金融ボーナス調査結果はこちら:2022年の金融ボーナス調査結果

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