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転職アドバイス | 読了時間:約5分

2019年上半期債券セールス&トレーディング採用動向を振り返って

2019年上半期債券セールス&トレーディング採用動向を振り返って

27-05-2019
Submitted by global_admin on Mon, 05/27/2019 - 03:53
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Japanese
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国内及び国外における低金利政策の継続もあり、債券部門を取巻く環境は難しい状況が続いています。難しい状況ではありますが、2019年上半期の採用動向は昨年と比較すると上向きです。

第一四半期後半から、緩やかに採用募集ポジションが出てきました。背景としては、外資系投資銀行各社の2019年の予算も固まった、年1回のボーナスアナウンスメントが行われました。以上の点から、採用側及び候補者側の動きが活発化しつつあります。
 
昨年に引き続き主流はリプレースメント採用ですが、求人数は増加傾向です。水面下での動きが増えており、なかなか求人がマーケットに出にくい状況が続いています。 
 
ポジション別採用トレンド
 
債券分野フロントオフィスの主流分野は、大きく分けてセールス、トレーディング、ストラクチュアリング、そしてリサーチ部門に分類できます。
それぞれの分野における採用トレンドに関して見ていきたいと思います。
 
1. セールス部門
 
外債の需要が高く、円債の需要が低いトレンドが続いています。
 
外債で需要が高いのが、中央金法向けの外債フローセールス。
若手からディレクターレベルまで、特に外資系投資銀行から幅広く採用ニーズ有り。
 
円債で需要が高いのが、ヘッジファンドセールス。
シニア即戦力のニーズ、こちらは日系投資銀行からの採用ニーズ。
 
クレジットセールスのニーズも、一部有り。

円債セールス:

  • 日本国債 (JGB) が中心。他に地方債、社債などキャッシュ商品に加えて、円スワップを中心としたデリバティブ商品の営業
  • 担当クライアントは中央金法と総称される国内大手金融法人、メガバンク及び各銀行、信託銀行、生保、損保及びアセットマネジメントなど各社を担当

複数の日系投資銀行において若手採用ニーズがあるが、限定的。

ヘッジファンドセールス:

  • 円債セールスチームの中で、主に国外顧客をカバーするチームで、海外拠点のヘッジファンド、各国の中央銀行各社などを担当

複数の日系投資銀行において即戦力採用ニーズ有り。  

地方セールス:

  • 円債チームの中で、主に地方銀行、信金、信組などをカバーするチーム。顧客の要望により円債に加えて、外債、仕組み債商品などの営業も担当

一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。


外債セールス:

  • 米国債、ユーロ国債(英国、ドイツなど)などが中心、他に地方債、社債などキャッシュ商品に加えて、スワップを中心としたデリバティブ商品の営業
  • 担当クライアントは中央金法と総称される国内大手金融法人、メガバンク及び各銀行、信託銀行、生保、損保及びアセットマネジメントなど各社が中心だが、地方金融機関もカバー

外資系投資銀行を中心に複数のジュニアからシニア採用まで、幅広い採用ニーズ有り。


クレジットセールス:

  • クレジットリンク商品、シングルクレジット、CLOなどクレジットデリバティブ商品が中心、他に証券化商品、仕組債に加えて、メザニンローンなどローン商品も含めた商品の営業
  • 担当クライアントは中央金法と総称される国内大手金融法人、メガバンク及び各銀行、信託銀行、生保、損保及びアセットマネジメントなど各社が中心だが、地方金融機関もカバー

一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。  


サードパーティディストリビューションセールス:

  • 主に個人向けに開発したストラクチャード商品を、販売チャンネルである日系銀行、日系証券などに対する営業

一部外資系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。   


債券マルチプロダクトセールス:

  • 円債、外債、クレジットなどを包括的にカバー
  • 担当クライアントは中央金法及び地方金融機関

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。

2. トレーディング部門
 
円債の需要が高く、外債の需要が低いトレンドが続いています。
ここ数年来外債トレーディングチームをシンガポールなど海外拠点に移す動きがある点も影響。全般としては、動きが鈍い。

プロップトレーディング:

  • 会社の資金を使い、自己勘定におけるリスクを取って行うトレーディング
  • 一部投資銀行は積極的に行っているが、マーケット全体としては少数派

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。  
 

カストマートレーディング:

  • 顧客に売り気配と買い気配を提示、その価格をもとにトレードを成立されるトレーディング。マーケットメイキングとも呼称される

  複数外資系投資銀行及び日系投資銀行における採用ニーズ有り。


円債トレーディング:

円債は非常に大きなマーケットであり、各投資銀行により異なるが、JGBトレーディング、レポ及びマネーマーケットトレーディング、円スワップトレーディング、そして円オプショントレーディングでチーム分けされているケースが多い。

JGBトレーディング:

  • 日本国債の満期3年以上の中長期の商品が中心。他に地方債、財投債、社債などのトレーディング

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。  


レポ及びマネーマーケットトレーディング :

  • 満期が1年未満の短期商品のトレーディング

  外資系投資銀行及び日系投資銀行における即戦力採用ニーズ有り。


円スワップトレーディング :

円金利スワップを中心とした、アセットスワップ、ベーシススワップなどのトレーディング

  外資系投資銀行及び日系投資銀行における即戦力採用ニーズ有り。  


円オプショントレーディング:

円金利オプションが中心とした、スワプションも含めたトレーディング

  動きが鈍い。


外債トレーディング:

  • 米国債、ユーロ国債(英国、ドイツなど)などが中心。他に地方債、社債などキャッシュ商品に加えて、スワップを中心としたデリバティブ商品のトレーディング

  動きが鈍い。  


クレジットトレーディング:

  • クレジットリンク商品、シングルクレジット、CLOなどクレジットデリバティブ商品が中心。他に証券化商品、仕組債に加えて、メザニンローンなどローン商品も含めた商品のトレーディング

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。   
 


3. ストラクチュアリング部門 
 
全体として、あまり動きがありません。
ストラクチュアリング部門内の職種は基本的には担当するプロダクトにより区分できます。 


金利・為替ストラクチュアリング:

金利為替デリバティブを用いた金融法人、もしくは事業法人向け商品の開発及びマーケティング

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的  


クレジットストラクチュアリング:

クレジットデリバティブを用いた主に金融法人向け商品の開発及びマーケティング

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。  


クロスアセットストラクチュアリング:

  • 金利、為替、クレジット、エクイティなどを用いた主に金融法人向け仕組み債商品の開発及びマーケティング

  一部日系投資銀行において即戦力採用ニーズがあるが、限定的。  
 


4. リサーチ部門   
 
全体として、あまり動きがありません。  
債券分野では基本的にリサーチ部門の職種は限定されています。


債券ストラテジスト:

  • 債券分析レポートを発行。主に機関投資家向けに債券投資助言業務を行う

  動きが鈍い。    


金利トレーディングデスクストラット:

  • JGBトレーディング及び円スワップトレーディングチームへのプライシング、リスク分析サポートを行う

  動きが鈍い。    
 
 
外資系投資銀行各社のボーナスペイメントは3月で一段落致しました。日系投資銀行各社のボーナスペイメントも6月で一段落致します。今後は各社の採用も一段と活発化します。

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