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2015年・労働者派遣法改正の影響

2015年・労働者派遣法改正の影響

22-09-2014
Submitted by global_admin on Mon, 09/22/2014 - 07:25
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Japanese
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1985年に施行された労働者派遣法(派遣法)の改正法案が、2015年に施行される予定です。

一般的に日本で”派遣”と呼ばれる勤務形態は、ご存知の通り、人材派遣業者が期間従業員(派遣社員)を企業に派遣し、派遣社員は派遣先企業で仕事を指示・監督されますが、派遣先企業の従業員とは見なされない、というものです。

派遣法のこれまで
労働者派遣法が制定された85年当時は、まだ終身雇用や年功序列といった日本的雇用慣行が残っており、正社員=本来あるべき働き方、派遣社員=例外的な働き方という位置づけでした。そこで専門業務に限って派遣を認める制度設計になったのです。99年にソフトウェア開発や翻訳等、特殊なスキルを要する26の専門職務についてのみ、派遣が原則自由化されました。

時代を経て働き方が多様化し、派遣が特別な働き方ではなくなる中、専門26業務については2004年の法改正で、正社員にせずとも派遣社員を無期限に雇用できるようになりました。しかし派遣社員の活用が広がる一方、製造業を中心とした派遣切りや偽装請負が社会問題となり、派遣社員の保護を求める声が高まりました。12年には日雇い派遣の原則禁止など、派遣労働者の保護を重視した改正が行われました。

2015年の改正法のポイント

一つは、届出だけで事業を開始できた特定労働者派遣を廃止し、許可制に一本化されます。届出制の特定労働者派遣と許可制の一般労働者派遣との区別をなくし、全ての労働者派遣事業が厚労省の許可が必要になります。もう一つは区分がわかりにくいと問題になっていた専門26業務を撤廃し、すべての仕事で同じルールが適用されるようになります。

その他おもな変更点はこちらです。

  • 企業は(すべての仕事で)派遣社員を3年以上は雇用できないが、企業の労働組合(または労働者の半数以上の代表者)と連携すれば、派遣社員を3年以上雇用することができる。ただし労働組合や代表者は、企業の決定を覆せない。また別の部署に異動すれば3年以上雇用できる。
  • 現行法で定められる派遣事業者だけでなく、派遣先企業にも派遣社員へ適切な教育・訓練の提供が義務付けられる。


専門業務の派遣社員への影響

制度変更で一番大きな影響を受けるのは、専門業務で働く派遣社員です。これまでは無期限に働けたのに、今後は3年経つと派遣先に留まれません。働く側には不利益な法改正に思えますが、政府の主張は、期限を設ければ派遣先や派遣元の企業も派遣社員も、3年ごとに働き方を見直すきっかけになる、派遣社員が有能ならば派遣先企業は正社員として採用するでしょうし、正社員に登用されないなら、派遣先を変えて次のチャンスを探した方が得策だということです。

雇用安定措置は有効か?

派遣法は、最も影響を被る派遣社員の利益を重視していないという意見が多くあり、今回の"派遣期限3年"もその1つです。そこで法案では、3年の派遣期限が切れる際に(1)直接雇ってくれるように派遣元が派遣先に申し入れる(2)派遣元が派遣社員を直接雇う(3)次の派遣先を派遣元は紹介する等、いずれかの雇用安定措置を実施するように求めています。ただ罰則規定はなく、本当に派遣社員の雇用の安定が図れるのか、疑問視する声もあります。

企業側だけのメリット?

改正法によって、生涯、派遣で働く人が増えるという意見もありますが、派遣は労働者派遣法ができた当時と違い、特殊な働き方ではなくなりました。勤務時間や勤務地、仕事内容を個人の希望に合わせられる派遣を、積極的に選ぶ人も少なくありません。派遣を望んで選んでいる人にとっては、制度が分かりやすくなることで、企業も派遣社員をさらに活用するようになり、働くチャンスが増えるでしょう。

問題は不本意ながら派遣で働いている人たちですが、この問題は派遣労働の枠組みだけでは解決が困難です。経済環境の変化が著しい昨今、企業が今の事業がずっと続く確証を持ちにくい中で、すべての仕事を正社員で賄おうとすれば、経営リスクが高まり、そこに派遣社員の需要も生まれています。

限定社員
いま政府は、限定正社員という仕組みを検討しています。勤務地や勤務時間、担当業務を事前に決める代わりに、給与を正社員より抑制する働き方です。これが普及すれば派遣社員が限定正社員に切り替わる可能性があり、今よりも雇用は安定し、収入増も望めます。派遣社員の処遇・待遇問題は正社員制度の見直しとセットで考えることが重要でしょう。

労働者派遣法は制定以来改正を重ねてきましたが、今回の変更について企業側・労働者側に、どのような影響があるでしょうか?皆さんは、どうお考えですか?

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