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転職アドバイス | 読了時間:約3分

CFOのための面接ガイド

CFOのための面接ガイド

05-08-2015
Submitted by global_admin on Wed, 08/05/2015 - 06:19
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Japanese
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面接や採用選考の際のスコアは、採用後のパフォーマンスと必ずしも比例しないという研究があります。

採用はCFOの職務要件の一つです。しかし、胸に手を当てて「採用に失敗したことは一度もない」と言えるCFOは何人いるでしょう?

将来のエースだと思った人材がいまいちだったり、逆にヘッドカウントを取り上げられる前に、と「とりあえず」採用した人物がいまや右腕、ということも。

では、面接のテクニックを向上されるにはどうすればいいのでしょうか?

採用面接の研究をしている心理学の専門家、米・ブラッドリー大学のAllen Huffcutt 博士の論文を読んでみました(*1)。以下、その中でも現在の日本における経理財務職の採用に応用できるのではないかと思ったポイントを整理してみます。

1.「あなたの強みは何ですか?」と聞くのをやめる。

なかなか奇抜なアイディアです。が、ハフカット博士曰く、候補者は長所短所や、「わが社にどう貢献できますか」といった類の質問には十分に対策を練ってくるので、すきなく準備された回答からその人の本当の姿や能力を図るのは非常に難しい、というのです。

実際、面接の受け答えが「教科書的で人柄があまりわからなかった」というフィードバックを耳にしますし、私自身そう感じることもあります。

どれだけ入念に準備をしてきたか、というのは入社に対するモチベーションを図るバロメーターにはなりますが、確かに採用の判断をするにはあまりに情報が少なすぎると言えるでしょう。

2.試験やテストを活用すべし

貴重な面接の時間を、理論武装された強みのディスカッションに費やすよりも、ハフカット博士はテストを活用するのがよい、と言います。百聞は一見に如かず。

幸い、経理財務は筆記試験がしやすい分野です。電卓やエクセルを使って経理知識をチェックするテストを作ってもいいですし、ネット上にある知能テストのようなものを利用してもいいかと思います(無料のものもたくさんあります)。内定前に適正審査を行う企業は増えていますが、経理財務や数字の素養を問うテストを行うCFOは私の見たところ少数派です。

しかし面接でみるプレゼンやコミュニケーション能力と、数字に強いかというのは、二つの全く異なるスキルであることは、多くの人が認めるところだと思います。そして、後者は、経理財務に欠かせないことも明白な事実ですから、面接中と入社後のギャップを最小限にするには有効な選考手法ではないでしょうか。

3.面接では行動やシチュエーションを問う質問を

しかし、時代の流れとして、いまやファイナンスにもビジネスパートナーとしての貢献が求められています。そろばんをはじく能力だけで経理財務スタッフの価値が決まらないのは明らかです。

そのためには、英語でbehavioural question / situational question と呼ばれるものをおすすめします。

例えば、

  • 「現在のチームでもっとも能力が劣るメンバーを思い浮かべてみてください。なぜそう思いますか?普段その人とどのように接していますか?」
  • 「PLにある売上はXX万円です。過去のデータでは、売上はY%の減少傾向にあります。営業部長は、現在の売上よりも20%高い営業目標を提出しました。彼は、アグレッシブな性格で、人に指図されるのを好みません。あなたなら、どう対応しますか?」
  • 「月末の締めは明日ですが、ERPがダウンしました。コストに関わる重要なデータが一部失われたようです。ITによるデータ回復は間に合いそうもありません。あなたなら、どう対処しますか?」

 
4.面接に構成を

最後のポイントは、面接の雛形をしっかり作りこみ、少なくとも同じポジションの採用では同じテンプレートを使用することです。必要なら、人事の力を借りてもいいでしょう。

面接で気の合った候補者とは話がはずみあれこれ脱線したりするものです。しかしそうでない場合、早めに面接を終了していませんか?これでは、公平な比較ができません。

ハフカット博士曰く、面接は情報収集のための時間。

確かに、直感も時には必要ですが、それは面接後の最終判断のときまで封印しておいても損はないのではないでしょうか。

ハフカット博士は、採用面接の研究とビジネスの実際は、”two ships that pass the night”、つまり、相見えることが稀な二隻の舟のようだと言っています。

彼の言うとおり、現場の採用活動は、習慣、常識、直感などに多くを頼っています。

一緒に働く仲間を選ぶ以上、こうした要素を排除する必要はないと思いますが、もう少し科学的なアプローチを取り入れてみてもいいころなのかもしれません。

*1 Huffcutt, Allen I. 'From Science to Practice: Seven Principles for Conducting Employment Interviews' Applied H.R.M. Research, 2010, Volume 12, Number 1, pages 121-136

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