You are visiting this website from:
転職アドバイス | 読了時間:約7分

雇用契約の条件交渉:8つのポイント

雇用契約の条件交渉:8つのポイント

23-12-2020

面接対策が功を奏し、面接官の反応は上々。企業文化にも合いそうだと太鼓判を押してもらい、いよいよオファーステージに進めることに!

長かった転職活動もゴール目前。憧れの会社で働く自分を想像して胸が高鳴る瞬間です。でもたとえ夢にまで見たオファーであっても、サインする前に必ず細部まで目を通し、交渉した方がよい点はないかを確認すべきです。

基本給はもちろん(市場平均が知りたい方は給与ガイドをどうぞ)、その他の条件も含めて総合的に判断しましょう。ボーナスの支給可能性や見込み額、リモートワークができるか、年次休暇の日数、年金・健康保険やその他の福利厚生など、細かい制度設計は会社によって異なります。あなたのキャリアやライフスタイルにとって最も大切なものは何ですか?

being able to effectively negotiate



雇用契約交渉の前準備

オファー面談で条件交渉をする際はきちんとリサーチをしましょう。当たり前のことのようですが、このステップを怠る方が多いのも事実です。選考面接に準備が欠かせないように、オファー交渉にも下調べが欠かせません。

Browse salaries

最も大事なのは給与の相場を知っておくことです。業界・職種の平均的な給与や自分の市場価値を把握した上で、希望年収を設定するようにしましょう。正社員なら基本給や年俸、契約社員なら時給・日給を確認します。交通費や社会保険、その他手当についてもわかる範囲で調べてみてください。人事であれ、部署のマネージャーやディレクターであれ、交渉する相手は必ずこうした情報を持っていますから、相場を知らずに市場平均を大きく上回る年収を求めてしまうと恥ずかしい思いをすることになります。

どんなに面接がうまく行き、どんなに先方があなたを高く評価している場合でも、法外な要求や分不相応な希望額を示すと傲慢(又は世間知らず)な人だと思われてしまい、入社する前から信用を失うことになります。

雇用契約交渉で覚えておきたい、8つのポイント

次に、交渉中に気をつけたい点をご紹介します。

契約交渉は非常にデリケートなやり取りです。自分の要求をきちんと伝えるガッツ(リンク先英文のみ)や誠実さを示し、ブレない人だと思ってもらえれば評価が高まるかもしれません。一方、ふっかけすぎると身の程知らずな人、周りを振り回す人だという烙印を押されることになるでしょう。

1.にこやかに、愛想よく振舞うこと

条件交渉はビジネスの場ですが、ロジックばかりではありません。好ましく思っている人の要求は、嫌いな人の依頼よりも断りづらいものです。目の前にいる相手が、自分の処遇の決定権を持つ人物(の一人)だということを忘れないようにしましょう。

Be likeable in your contract negotiation

表面的な「いい人」を装うだけではもちろんだめです。オファー交渉では厳しい質問を受けたり、気まずい雰囲気になることもあるでしょう。そんなときも感情的にならず、できるだけ外交的に、和やかに返すようにしてください。相手が人事の担当者なのか、未来の上司なのかによってもとるべき行動は違いますので、どんな立場のどんな権限を持った人と話しているのかを踏まえて対応しましょう。

自分が逆の立場だったらどう感じるだろう、と想像力を働かせることが大切なのです。

2.要求内容の根拠をきちんと示すこと

これが最も重要なポイントかもしれません。相手をどれほど魅了しても、あなた自身に要求内容と釣り合う価値がなければ、要求は他の意思決定者に即座に却下されるでしょう。

なぜもっと高い給与をもらって然るべきだと思うのか?なぜあと一日在宅勤務を増やしてもらうことでパフォーマンスが上がると考えるのか?できればデータや数字も添えて要求の根拠を明確に説明しましょう。くれぐれも傲慢に聞こえないように注意してください。

Things to remember when negotiating contract

3.他社からのオファーを強調しすぎないこと

A社はX百万円オファーしてくれている、現職からY百万円のカウンタ―オファーを提示された、など他社からも引きがあるという事実を交渉材料により良い条件を引き出そうとする方がいます。確かに自分を「望ましい人材」に見せてレバレッジをかけることはできます。しかし同時に「うちのオファーもたたき台にされるのでは」と警戒され、相手の交渉意欲を殺いでしまうリスキーなアプローチでもあることを知っておいてください。

交渉の場では「最後通告」はご法度です。

「X百万円くれないならA社に行く」と脅されていい気がする人はいません。心象を害すると回復するのは大変です。もしどうしても他社の状況も考慮してほしいのであれば、面談相手の会社がなぜ第一希望なのかも合わせて伝えましょう。

4.制約にも理解を示すこと

あなたの要求内容はもっともだと、あなたばかりではなく相手も納得しているかもしれません。でもグローバルで決まっているサラリーキャップなど、企業にはどうしても例外を認められない場合もあります。そういうときに駄々をこねても無駄です。そこはビジネスパーソンとして理解を示し、逆に担当者や現地法人の裁量で決められるものを探して妥協点を探しましょう。事前に相手の制約を理解していれば、それに応じて要求を調整することができ、交渉成功率を高めることができます。

5.厳しい質問に答える準備をしておくこと

面接でどんなに厳しい質疑応答をこなしていても、オファーの条件交渉では更に厳しい突っ込みが待っています。期待通りの条件を勝ち取るには、何を聞かれても答えられる準備をしておかなければいけません。

質問には誠実に、あなたの人柄や信用を損ねないように答えましょう。

 

6.大局観を失わないこと

 

契約交渉をより高い給料を確保するための機会と捉えている方は多いと思います。確かにその通りです。しかし年収は仕事の一要素に過ぎません。仕事の満足度は仕事内容や一緒に働く仲間、拘束時間、キャリアパスの有無、その他のベネフィットといったものに大きく左右されます。お金に固執するあまり、大局的な視点を見失わないようにしましょう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Michigan First Credit Union (@michiganfirstcu) on

給料は少し低めでもキャリアアップの見通しが立っている仕事の方が、初任給が高めでその後停滞する仕事より良いのでは?など常に長期的な視点で考えることが大切です。

7.欲を出さない

交渉しないと損な気がする、というのはあまりよい動機ではありません。サラリーキャップなど相手がどうしようもない点は譲歩した方がよいように、満足できる条件を提示されたらそれ以上の交渉はしない方が賢明です。欲を出しすぎるとオファー自体が白紙になる場合もあります。慎重に、誠実に臨みましょう。

8.話し合ったことは書き留めておく

形勢は刻々と変わります。経済もビジネスも常に動いているので当然のことです。言った言わないの水掛け論でお互い嫌な思いをしないためにも、話し合ったことは常に書き留めておきましょう。たとえ入社時には思い通りの待遇が得られなかったとしても、やり取りした内容が後々の人事考課やサラリーレビューで役に立つかもしれません。

雇用契約交渉の機会がなさそうな場合は

どんなにリサーチをし、戦略を練って臨戦態勢を整えても採用企業と話す機会がなければ交渉はできません。事実、打診なしの一発勝負でオファーを提示する企業もあります。

こうした場合、どのようにして雇用条件を話し合いたいと申し出ればいいのでしょうか。道は二つあります。

  • 採用企業の担当者に直接願い出て、ミーティングをセットアップしてもらう
  • 仲介をしてくれた転職エージェントがいる場合はエージェントにミーティングをセットアップしてもらう

後者の方が交渉のチャンスを得られる可能性は高いでしょう。エージェントは採用企業の担当者と信頼関係ができているのでミーティングに応じてもらいやすいはずです。

How to request a salary negotiation

採用企業が交渉に応じてくれるかは多くの場合タイミングにかかっています。景気や事業環境、会計年度、社内の状況など様々な要因が複雑に絡み合っているので、辛抱強く待たなければいけない場合もあります。

もし条件交渉の面談を断られた場合は、近いうちに再び検討してもらいたい旨を伝えましょう。状況をよく観察して、適切なタイミングを計ることが大切です。

給与交渉のコツ

ここまで、給与に限らず内定条件や待遇全般を交渉するポイントをまとめましたが、給与を交渉する場合は特に注意が必要です。

このウェビナーは数年前に開催されたものですが、給与交渉のコツを詳しく紹介しています。プロのアドバイスを是非お役立てください(英語のみ)。

要約すると、給与交渉のポイントは以下の通りです。

  • 報酬パッケージを総合的に評価すること
     

    オファーには基本給の他にも様々な要素があります。このことを忘れないでください。諸手当や休暇、働き方の柔軟性なども含めて捉えなければ駆け引きができません(どれだけ交渉の余地があるかは究極的には個人の経験やバリューにかかっているわけですが)。

  • 現在の給与について嘘をつかない
     

    今の給料を少し多めに言っておいた方が、高い年収を提示してもらえるのではと思っている方。要注意です。たいていの場合、入社時に源泉徴収票の提出を求められます。後で冷や汗をかかないためにも、嘘をつくのはやめましょう。

  • 業界水準を知っておく
     

    業界水準との兼ね合いで希望額を客観的に説明できれば、個人的な欲得で話していると思われずにすみます。

  • 自分の “3 numbers” を決めておく

    「期待以上」「OK/期待通り」「これ以下は受け入れられない/決裂してもよい」という三つの数字を決めておきます。交渉時に感情が揺れ動いた時の指針になりますし、強く出るべきところ、相手の要求を呑むところを判断しやすくなります。
  • 傲慢にならない
     

    あなたは稀有の人材かもしれません。目の前の相手がオファーしてくれる金額をはるかに上回る価値があるかもしれません。でも傲慢な態度や攻撃的な言動は交渉の邪魔にしかならないでしょう。「え、それだけですか?」などと言ってしまってはまとまる話もまとまりません。

  • 自分のベスト・ポーカーフェイスで
     

    ビジネスの場面ではたいていそうですが、感情を出しすぎない方がうまくいきます。仕事は思い通りに運ぶときも、そうでないときもあります。希望した年収が得られなかったからといって不快感を表に出してはいけません。また期待以上の額を提示されたら、感謝の気持ちを述べるのは構いませんが得意気な表情になっていないか、気をつけたいところです。

雇用契約交渉後にやるべきこと

自己分析やリサーチをし、希望条件を考え、誠意をもって話し合い、結果として希望した条件を手に入れた方もいるでしょうし、初めに提示された金額を受け入れた方もいるでしょう。どのような形に落ち着いたにせよ、良識ある社会人としてやるべきことが3つあります:

  1. 時間を割いてくれた相手に感謝する
  2. 交渉の詳細を要約したメールを送る
  3. これから一緒に働くのを楽しみにしていることを伝える

入社後も人事考課やサラリーレビューの機会があるはずです。転職時の交渉では通らなかった希望も、恥ずかしがらずに願い出てみましょう。仕事ぶりが認められていれば再検討してもらえるかもしれませんよ!

給与ガイドシミュレーション2021年版

様々な国・地域、業界、職種における給与を閲覧できます。

年収を計算する Find Salaries
問い合わせる
以下の必要事項をご記入ください。担当者からご連絡させていただきます。
Submit your Healthcare Staffing Request
- Request a Free Consultation Today -
この項目は必須です
「姓」は必須項目です。
「名」は必須項目です。
「メールアドレス」は必須項目です。
電話番号を入力してください
有効な電話番号を入力してください